Zoom webセミナー
理学療法はどう生まれ、なぜ今の形になったのか
― 技術・制度・呼称のルーツから考える理学療法の現在地と未来 ―
日時
2026年9月6日(日)9:30〜11:50(予備時間12:00まで)(9:15〜Zoom受付開始)
定員・参加費・最小催行人数
定員30名(最小催行人数は10名)
受講料5,500円
対象職種
PT / OT / ST / その他
講師
渡邊 宏樹
湘南藤沢徳洲会病院リハビリテーション室長
秋田大学医療技術短期大学部理学療法科卒業
神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科修了(リハビリテーション学修士)
立命館大学大学院先端総合学術研究科在学中(博士課程)
認定(呼吸)理学療法士、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、心不全療養指導士、集中治療理学療法士、Knowledge Link代表

概要
なぜ「Physical」を「理学」と訳したのか。
なぜ「Physical」を「理学」と訳したのか。
この言葉の違和感を放置したままでは、本質的な理解には辿り着けません。
江戸末期〜明治維新に遡り、その背景を紐解きます。
そして、この翻訳が現在の理学療法の枠組みや臨床判断にどのような影響を与えているのかを整理します。
言葉の成立過程を辿ることで、「理学療法とは何か」を構造的に理解するためのセミナーです。
理学療法の曖昧さに、終止符を打つ。
理学療法とは何か。 この問いに明確に答えられる療法士は多くありません。 その理由の一つは、自分たちのルーツや言葉の成立を十分に理解していないことにあります。 理学療法がどのように生まれ、何を背景に現在の形になったのか。 その過程を辿ることで、「理学療法とは何か」を自分の言葉で説明できる状態を目指します。
例えば、なぜ開業できないのか、なぜ名称独占なのか、ほとんどの療法士は説明できません。
ほんの一例ですが例えば、理学療法士にはなぜ開業権がないのか、なぜ理学療法士は名称独占なのか。
そのルーツを知らなければ、開業権を獲得する意味や、名称独占ではなく業務独占 になることの意味を理解することはまず無理です。
臨床では必須、しかし法律にはない——「理学療法評価」という矛盾。
理学療法士及び作業療法士法では、業務内容から「理学療法評価」が意図的に削除されました。
つまり法律上、「理学療法評価」は理学療法士の業務として明記されていません。この事実は、多くの療法士にほとんど知られていません。しかし臨床では、評価なくして介入は成立しません。なぜこのズレが生まれたのか。理学療法評価が、原案からあえて削除された経緯を辿り、その背景を紐解きます。
このままでいいのか、理学療法。
理学療法のルーツを知らずに、未来を語ることはできません。
現在の理学療法は、これまでの歴史の中で選択され、積み重ねられてきた結果です。
リハビリテーションの近代史を学ぶことは、「どこから始まり、なぜ今の形になったのか」を理解することです。
その理由を知らないままでは、未来に変化を起こすことはできません。
理学療法のルーツは、過去の知識ではなく、これからを変えるための羅針盤です。
理学療法を教える立場の人々にこそ知ってもらいたい知識です。
これから理学療法を学ぶ人にも、すでに理学療法を生業にしている人にも、そして今、理学療法を教えている人にこそ、ぜひ知ってもらいたい知識です。
セミナー内容
現代の理学療法を形作るルーツにはいくつかの系統があります。それらが絡み合って現代の理学療法を形作っています。
このWebセミナーでは、それらのルーツを一つずつ紐解いていきます。
研修会内容は以下のとおりです。
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①なぜ「Physical」は「理学」と訳されたのか
②理学療法士はどこから生まれたのか(術手という起源)
③なぜ運動療法は「作業療法」と呼ばれていたのか(結核治療の歴史)
④理学療法士及び作業療法士法がどのように作られたのか。十分に議論された法律なのか?誰が望み、誰が対立したのか
⑤公布以来一度も改訂されていない「理学療法士及び作業療法士法」
⑥実は2度の多数決で決まった「理学療法」「作業療法」という名称
⑦開業権がないことの意味、そして、名称独占(理学療法士でない者が理学療法を行えること)の意味
⑧「理学療法評価」があえて法律から削除された理由
⑨理学療法の未来