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対面セミナー
PT・OT・STのための
糖尿病と循環器のリハビリをマスターするセミナー in 横浜

​日時

2024年6月22日(土)

10:00〜16:00(9:30受付開始)

定員・参加費・最少催行人数

定員:40名  /  参加費:13,000円 (3名以上でお申込の場合、11,000円/人)/  最小催行人数:20名

​対象職種

PT  /  OT  /  ST  /  その他

​講師

​阿部 誠也 先生 

湘南藤沢徳洲会病院リハビリテーション室理学療法士
東北文化学園大学医療福祉学部理学療法学専攻卒業
糖尿病療養指導士​

小林直樹 先生

湘南藤沢徳洲会病院リハビリテーション室主任

北里大学医療衛生学部理学療法学卒業

北里大学大学院医療系研究科修士課程修了(医科学修士)

認定理学療法士(循環)、心臓リハビリテーション指導士

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​セミナー概要

糖尿病は、全身の血管にダメージを与え、足を奪い、視力を奪い、腎臓や心臓や脳を破壊します。神経を犯し、思考まで奪い去ります。本人も気付かぬほどゆっくりと、です。
糖尿病は、数えきれないほど多くの疾患の根源となり、そして多くの疾患の治療を阻害しています。あらゆる病の根底に君臨しているといってよい糖尿病は、療法士にとって避けては通れない最大最強の敵。療法士なら一度は基礎から徹底的に学ぶ必要があります。

そして、療法士の皆さんならご存知の通り、糖尿病と循環器疾患はかなり密接に関連しています。どちらか一方だけを学ぶことはほとんど不可能です。PTもOTもSTも、どのような領域の療法士も、糖尿病の理解を、そして循環器リハを一体で学ぶことをお勧めします。

第1部 10:00~12:30 「PT・OT・STが糖尿病を基礎から理解するセミナー」

「だいたい知ってる」という事が一番危ない。

人間は手持ちの知識だけで答えを作ろうとする動物です。そして、これが1番のリスクです。例えば、同じHbA1c5.8%でも、日々の血糖値の振れ幅が大きい人ほど血管合併症リスクは上がります。数値だけを見て「5.8%ならだいたい大丈夫のはず」と思ってしまったなら、この危険性に気づくことはできません。当然、本来必要な指導が行われることはありません。「問題無い患者」としてスルーされるかもしれません。中途半端な知識が最大のリスクです。

「私たちは何も知らない」から始めます。だから基礎から学びます。

そもそも、例えばHbA1cって何でしょうか?何らかの物質でしょうか?それとも計算で導かれる数値でしょうか?なぜこの数値が過去1〜2ヶ月の血糖の平均を反映するのでしょうか?HbA1cはなぜ%表示なのでしょうか?極めて重要な指標だということを「だいたい」知っている私たちは、HbA1cが何であるかさえ正確に説明できません。「私たちは、何も知らない。」という立場に立脚することから始めます。

解剖・生理・病理・薬理の理解について、基礎から解説します。

糖尿病を深く理解するためには、解剖や、生理や、病理や、薬理の理解が欠かせません。

私たちは、ただ成果だけを受け取るのでは無く、その成果がどの様な意図とロジックで導き出されているのかを理解することに徹底的にこだわります。私たちは、解剖・生理・病理・薬理の理解に徹底的にこだわります。

糖尿病は、ほぼ全ての臓器に悪影響を及ぼし、ほぼ全ての治療を阻害します。

重複疾患の時代、療法士としても避けては通れない領域と言えます。

糖尿病は、ほぼ全ての臓器に悪影響を及ぼし、ほぼ全ての治療を阻害します。整形が専門でも、脳卒中が専門でも、糖尿病を理解することを無視できません。糖尿病は特にリハビリテーションが主戦場とする疾患群に極めて深く影響を及ぼします。逆説的に言えば、リハビリテーションが糖尿病から始まる悪循環を断ち切る一つの光明だとも言えるのです。全ての領域の療法士が知っておくべき知識が満載です。

第2部 13:30~16:00 PT・OT・STが循環器リハをマスターするセミナー

循環器の問題は外から見えづらい。

骨折や脳卒中で入院している患者さん、回復期病棟に入院中の患者さん、訪問リハビリ中の患者さんその中に、循環器系に問題を抱えている患者さんはいませんか?​ひどい浮腫がいつまでも消えない、わずかの期間で体重が異常に増えて苦しがっている、少しの運動で異常な呼吸苦が出てしまう、動悸や胸の違和感がある…。

人間は「見たいものしか見ない」。循環器の問題が潜んでいませんか?

​人間は「見たいものしか見ない」、あるいは「見たいように都合よく現実の世界を変換してしまう」目に見える障害の陰に、見えづらい障害「循環系の問題」が潜んではいませんか?

循環管理が前提です。OTも、STも「循環管理」は絶対必要です。

​人間は、極論すれば呼吸不全になり、心不全になり亡くなります。全ての医療は呼吸不全、心不全から逃れることはできません。​もちろんリハビリテーションも例外ではありません。どんな疾患や障害の患者さんであっても、「循環器系の管理とその理解」は全てのリハビリテーションに先立ちます。作業療法でも言語療法でも、循環器系の管理は前提です。

循環器系の理解がない療法士に、脳卒中や骨折の患者さんを任せるのは危険です。

どんなに経験あるエキスパートの治療であっても、循環器や呼吸器の管理ができていなければ、それは危険なことです。知らぬまの低酸素の中で…、ノーマークの不整脈の中で…、必死に歩行練習をする患者さんがいるとすれば、それはあなたが気づいてあげるべきです。

​セミナー内容

第1部 10:00~12:30 「PT・OT・STが糖尿病を基礎から理解するセミナー」

①糖尿病の診断について知る(血糖値測定の方法(SMBG、CGM、FGM)、そもそもHbA1cとは何か)
②慢性高血糖の原因について知る(インスリン抵抗性とは、インスリン分泌が低下する機序とは)
③糖尿病の合併症について知る(高血糖が血管に与える影響とは)
④糖尿病の薬物療法について知る(スライディングスケール法とは、経口血糖降下薬と注射血糖降下薬(インスリン、GLP-1受容体作動薬)、それぞれの薬剤はどこにどのように働くか)
⑤糖尿病の運動療法について知る(運動の急性効果・慢性効果とは、サルコペニアが与える影響とは)
⑥最近の話題(経口インスリンの開発、ファスティングなど)
⑦質疑応答

第2部 13:30~16:00 PT・OT・STが循環器リハをマスターするセミナー

①循環器系の解剖生理の概観・病態の理解(心筋梗塞・狭心症・弁膜症・大血管・末梢血管)​​​
②循環器系の評価(採血、レントゲン、CT、心電図、エコー、身体所見など)
③病態生理からどのようにリスク管理を行うか
④安全な運動強度をどのように決めるか(ATとは何か・機器(CPX)が無い場合どうやって評価するか)
⑤運動療法やADLの考え方(具体的にどのように指導するのか)
⑥最近の話題(フレイル・サルコペニア・認知機能・抑うつ症状)
​⑦ケースステディー(心筋梗塞などを例として)
⑧心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドラインについて
⑨質疑応答​

お申し込みについて

ウィリング横浜 501室
横浜市港南区上大岡西1-6-1
https://www.yokohamashakyo.jp/willing/access/
​公共交通機関をご利用ください
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