Zoom webセミナー
PT・OT・STのための糖尿病を基礎から理解するセミナー。
日時
日程を変更いたします。以下をご確認ください。
2024年9月22日(日) 10:00〜12:20(予備時間12:30まで)(9:45〜Zoom受付開始)
定員・参加費・最小遂行人数
定員:30名 / 参加費:6,500円(税込) / 最小催行人数:10名
対象職種
PT / OT / ST / その他
講師
阿部 誠也 先生
湘南藤沢徳洲会病院リハビリテーション室理学療法士
東北文化学園大学医療福祉学部理学療法学専攻卒業
糖尿病療養指導士
概要
1番のリスクは「だいたい知ってる」ということ。
人間は手持ちの知識だけで答えを作ろうとする動物です。そして、これが1番のリスクです。
例えば、同じHbA1c5.8%でも、日々の血糖値の振れ幅が大きい人ほど血管合併症リスクは上がります。数値だけを見て「5.8%ならだいたい大丈夫のはず」と思ってしまったなら、この危険性に気づくことはできません。当然、本来必要な指導が行われることはありません。「問題無い患者」としてスルーされるかもしれません。中途半端な知識が最大のリスクです。
「私たちは何も知らない」から始めます。だから基礎から学びます。
そもそも、例えばHbA1cって何でしょうか?何らかの物質でしょうか?それとも計算で導かれる数値でしょうか?なぜこの数値が過去1〜2ヶ月の血糖の平均を反映するのでしょうか?HbA1cはなぜ%表示なのでしょうか?
極めて重要な指標だということを「だいたい」知っている私たちは、HbA1cが何であるかさえ正確に説明できません。
「私たちは、何も知らない。」という立場に立脚することから始めます。
解剖・生理・病理・薬理の理解について、基礎から解説します。
ただ結果だけを知るのでは無く、その結果がどの様に導かれたか、プロセスを知ること。
そのためには解剖や、生理や、病理や、薬理の理解が欠かせません。
これがエキスパートの視点です。
私たちは、ただ成果だけを受け取るのでは無く、その成果がどの様な意図とロジックで導き出されているのかを理解することに徹底的にこだわります。
私たちは、解剖・生理・病理・薬理の理解に徹底的にこだわります。
糖尿病は、ほぼ全ての臓器に悪影響を及ぼし、ほぼ全ての治療を阻害します。
重複疾患の時代、療法士としても避けては通れない領域と言えます。
糖尿病は、ほぼ全ての臓器に悪影響を及ぼし、ほぼ全ての治療を阻害します。整形が専門でも、脳卒中が専門でも、糖尿病を理解することを無視できません。
糖尿病は特にリハビリテーションが主戦場とする疾患群に極めて深く影響を及ぼします。
逆説的に言えば、リハビリテーションが糖尿病から始まる悪循環を断ち切る一つの光明だとも言えるのです。全ての領域の療法士が知っておくべき知識が満載です。
セミナー内容
①糖尿病の診断について知る(血糖値測定の方法(SMBG、CGM、FGM)、そもそもHbA1cとは)
②慢性高血糖の原因について知る(インスリン抵抗性とは、インスリン分泌が低下する機序とは)
③糖尿病の合併症について知る(高血糖が血管に与える影響とは)
④糖尿病の薬物療法について知る(スライディングスケール法とは、経口血糖降下薬と注射血糖降下薬(インスリン、GLP-1受容体作動薬)、それぞれの薬剤はどこにどのように働くか)
⑤糖尿病の運動療法について知る(運動の急性効果・慢性効果とは、サルコペニアが与える影響とは)
⑥最近の話題(人工膵臓、経口インスリンの開発、ファスティングなど)
⑦質疑応答